Ki-Yan WORKS〈のれん/S様〉
カテゴリー:壁画以外の受注制作, Ki-Yan Stuzio
2014.03.05
皆様、こんばんは。
空気が緩み、春の足音がもうすぐそこに。。と言おう思っていたら、めちゃくちゃ寒いですね。
二月の現場での壁画ラッシュの合間を縫って、
先日より制作している、こちらの作品。
のれんになる予定のものですが。。
先ずは実際に吊ってみて、全体のバランスを見つつ一気に下書き。
今回も、以前ご紹介した白無垢と同じ、青花と呼ばれる、水に流れる青墨を使います。
筆の勢いの残る下書きも、カッコいい。。
今回も、塗料には、染料を使用し、布にしっかり定着するように塗り込んでゆきます。
普段使うアクリル絵の具に比べると、
ゴムのような弾力のある素材です。
そして、乾くと若干明るい色味になるアクリル絵の具に対し、染料は2段階ほど暗くなります。
乾燥後を計算し、陰影の色を混色していきます。。
影が入り、象たちが、踊り出しました^ ^
あとはサインが入り、スタジオによる工程は完了致します。
この後、いつもお世話になっている工場さんにて、”蒸し”と呼ばれる染料の定着工程を施していただき、晴れて納品です^ ^
個人蔵の楽屋のれんになる予定だそうで、
楽屋入りのたびに揺らめく空飛ぶ象たちを想像し、ニヤニヤする西嶋なのでした。。素敵。
先生、今回もお疲れ様でした^ ^