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Ki-Yan Works【俳句涅槃図 解説】

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カテゴリー:お知らせ, ART PIECES, Ki-Yan Stuzio, Ki-Yan Gallery

2025.02.21

年明けに西来院さんで公開された、黛まどかさんとのコラボ作品 “ 俳句涅槃図 “

個展会場でもレプリカが展示され、大きな反響をいただいております‼︎

 

今回は絵と俳句の詳しい解説をお届け致します☆

 

中央の涅槃のお釈迦さまは、まどかさんのリクエストで“足の裏“が描かれています。

※俳句解説では〈10〉となります。

 

沙羅双樹の木はウルトラマリンの生き生きとした4本の木とブロンズ、ゴールドの枯れた4本の木。

満月は俳句となり輝いています。

 

描かれた動物たちは15種

ライオン、タヌキ×2、トラ、シカ、サル、ゴリラ、ウシ、ウマ

ゾウ、ウサギ、ワニ、カバ、カメ、サイ、フクロウ

ウサギの目は3度の整形が行われ無事かわいくなりました。

 

 

人物はキーヤンが思うロックな15名が時代を超えて集結

 

左から

チャック・ペリー 、エルビス・プレスリー 、ジェームス・ディーン

アイン・シュタイン 、マリリン・モンロー 、オードリ・ヘプバーン

上段:聖徳太子 、清少納言 

下段:ジミ・ヘンドリック 、オノ・ヨーコ &ジョン・レノン

ベートーベン 、アンディー・ウォーホル 、ブルーザー・ブロディー 、マイケル・ジャクソン

 

※俳句解説用に番号をつけています。

 

 季節をめぐる俳句。

まどかさんのお人柄の現れる優くもほっこりとやわらかな中にも凛とさす36句に

お父様の1句が添えらた37の俳句。

 

俳句解説:黛まどかさん ( 2024年)

 

【春】

〈1〉春の月まどかに白砂輝かす

 釈迦入滅の日は満月でした。涅槃会の西来院の庭に月光がさし、白砂が輝く様子を一句にしました。

「俳句理槃図」の共同制作者である画家の木村英氏とまどかの名を一句に詠み込んでいます。

 

〈4〉風にならむとしゃぼん玉生まれけり

 生まれては風に飛び、あっという間に空に消えていくしゃぼん玉。”風になるため”に生まれるような淡く軽やかな生のきらめきに、人の生涯を重ねました。

 

〈5〉なかんづく象の慟哭冴返る

 涅槃図では、入寂の時を迎えたお釈迦様を囲んで弟子や鳥獣が嘆き悲しんでいます。悲しみの表情とはかくも違うものかと思いますが、どの涅槃図でもとりわけ象の嘆きはしいように見えます。

 

〈6〉龍宮の使ひもエイプリルフール

 ”龍宮の使い”は世界最長の深海魚。伝説に彩られ、滅多に見ることができない神秘的な魚ですが、時折漁網にかかったり、浜に打ち上げられたりします。それがエイプリルフールの日となれば、また何か特別な意味を感じます。

 

〈7〉草々に涅槃の雨の雫かな

 旧暦二月十五日の涅槃の日、朝から雨が降りました。雨は慈雨としてあまたに降り注ぎ、草々は緑を深め、命を滴らせています。「草木国土悉皆成仏」すべてのものに仏性があり、成仏するという教えを髣髴とさせます。

 

〈8〉涅槃絵に恋猫の闇ありぬべし

 多くの涅槃絵には猫が描かれていません。理由はさまざま。春は”猫の恋”の季節です。きっと涅槃会の闇のどこかに、恋にうつつを抜かす猫がいるかもしれませんね。

 

〈9〉悲しみは空に預けて揚雲雀

 雲雀は下からは見えないほど空高くに揚がってゆきます。

空の彼方からこぼれ落ちる雲雀の鳴き声。

悲しいことを空に置きに行ったようにも感じます。

 

〈10〉春風のしきりに通ふ蹠かな

 お釈迦様は若い頃は修行に励み、悟りを開いてからは人々に教えを説くため、説法をしながら歩き続けました。労苦に満ちた生涯を支え続けた足。

その蹠(あうら )をいたわるように春風が撫でていきます。

 

〈11〉しばらくは花の下ゆく花筏

 ”花筏”とは、散った桜の花びらが水面に固まって浮くのを筏に見立てた表現です。一筋の川に沿って連なる桜並木。花後はしばらくは桜に見送られるようにその下を流れていきます。

 

【夏】

〈2〉朴の木に朴の花泛く月夜かな 黛 執

 朴は高木で、初夏に白い大輪の白い花を咲かせます。大きな葉に乗るように咲くので下からはなかなか見えません。月夜に咲く林の花はまるで木の上に泛(う)いているかのように幻想的です。

朴の花を生涯愛した父・黛執の句です。

 

〈3〉現し世を抽んでて咲く朴ひとつ

 父が他界した後に迎えた初めての夏に詠みました。

芳香を放ちながら高みに咲く朴の花。凛とした姿は、この世(濁世)を抜きん出て咲いているかのようでした。涅槃の父に捧げた一句です。

 

〈12〉道をしへふつと消えたる夕日かな

 道をしへは斑猫という虫の異称です。人の少し先を跳ぶ様子が、道案内をくれているようです。しばらく私の前を眺んでいた道をへに亡き父を重ねていました。ふっと見えなくなったのは夕日に紛れたのでしょう。

 

〈13 〉ひと雨の過ぎたる祇園囃子かな

 京都の夏の風物詩のひとつ祇園祭。お囃子の「コンチキチン」の鉦の音が特徴です。

七月の猛暑の中行われますが、夕立の後はにわかに涼風が湧き、囃子の音色も涼し気に聞こえます。

 

〈14〉今頃は四条を急ぐかたつむり

 この涅槃図にかたつむりは描かれていませんが、きっと今頃は建仁寺へと四条辺りを急いでいるに違いないと想像して詠みました。

 

〈15〉鷺草のはつかな風に羽交はす

 鶯草は、その名の通り白鷺が羽をひろげたような形状の花を咲かせます。

微かな風に揺れ触れ合う様子は、白鷺たちが羽を交わすかのようです。

 

〈16〉原爆忌音なく川のながれゆく

 原爆が広島に投下された八月六日、爆心地を流れる太田川には、猛火から逃れようと多くの人が飛び込みました。今も流れ続ける川は、果たして平和な世を流れていると言えるでしょうか。

 

〈17〉天地(あめつち )の闇をひとつに木葉木菟

 木葉木菟はふくろうの一種で、夜が更けると「ブッポウソウ(仏法僧)」と鳴きます。弘法大師空海の有名な詩にも登場する鳥です。天にも地にも闇が満ちる頃、木葉木菟の鳴き声が響きわたり、天と地がひとつになります。

 

〈18〉風涼しくて寅さんの名調子

 映画「男はつらいよ」ワンシーンです。ふらりと旅から帰って、久しぶりに家族と食卓を囲む食さん。そんな時決まって問わず語りに話し出します。

あんまり風が心地よいから、つい話に熱が入ります。「虎」の代わりに「宙さん」を描きました。

 

〈19〉木滑れ日にたたらを踏んで梅雨の蝶

 梅雨晴間に舞い出てきた蝶。雨が降りいていた間はどこかでじっとしていたのでしょう。まだ濡れている木の間を花から花へと移る様子は、少しぎこちなく見えました。

 

【秋】

 

〈20〉涅槃図の余白に蘭の香り満つ

 お釈迦様の死を嘆く弟子たちや動物などがびっしりと描かれた涅槃図。その余白には人々の声や風の訪れなどを想像することができます。余白の前にんでいるとほのかに蘭の香りがしました。

「蘭の寺」西来院への挨拶句です。

 

〈21〉傾きて傾ぎて露の道しるべ

 山の中の道しるべ。古びた道標は右に左に傾ぎながらも辛うじて立っています。どれほど多くの旅人が導かれたことでしょう。露に濡れながら今日も行くべき道を指し示す道標です。

 

〈22〉秋惜しみをり一碗の熱き茶に

 有名な禅語「喫茶去」(お茶を飲んで出直してきなさい )は、西来院開山の祖で禅僧の蘭渓道隆の言葉です。お茶をいただきながら美しい庭を眺める…行く秋を惜しむのにこれ以上の場所はありませんね。

 

〈23〉団栗の降り尽くしたる山の晴

 樫(かし)、櫟(くぬぎ)、楢(なら )など雑木山は秋になるといろいろな団栗が実ります。ほろほろほろほろ、木の実はひと秋かけて地面に降りつづけます。団栗が落ち切った山は、澄み切った秋晴の空を冠していました。

 

〈24〉蠣の木となりて子を見送りぬ

 お盆休で久しぶりに帰省した人々をまっ先に迎えてたのは、村口に立つ大きな木です。子どもの頃は何かと言えばその下に集い遊びました。休暇も果て再び故郷を離れる頃には、別れを惜しむように蠣(ひぐらし)をしきりに鳴かせていました。

 

〈25〉草の香を水の香しのぐタべかな

「草の香(か)」は秋の千草の香りを言います。

 朝露を結ぶ季節になると、いかにも秋らしい香を放ちます。黄昏どき、清冽な水が音を立てて流れています。水の香は草の香をしのぐ勢いでした。

 

〈26〉秋灯のともれば寂しともらぬも

 多かれ少なかれ人は苦悩や悲しみを背負って生きています。一生懸命働いて今日も日暮時がやってきました。ぽつりぽつりと点きはじめた秋灯。

秋灯はどこか寂しいものですが、ともらない家はより寂しさが募ります。

 

〈27〉鳥にとも巡礼にとも木守柿

 来年もよく実るように、また鳥たちのためにと木の先端に数個取り残しておく柿を「木守柿(きもりがき)」と呼びます。

昔の人の智恵ですね。秋の遍路道でときおり木守柿を見かけました。

 

〈28〉どこまでも空をひろげて秋ざくら

 秋ざくら=コスモスが一面に咲いています。風が吹くたびに海のように波立ち、花がやさしく揺れ合います。コスモス畑が続くかぎり、青空も続きます。まるで秋ざくらが空をひろげているかのように。

 

【冬】

 

〈29〉迷ひなく咲いてくれなる返り花

 初冬の暖かい日に返り咲く花を「返り花」と言います。たった一輪咲いた返り花は鮮やかな紅色で、そこだけぽっと灯がともったようでした。母の卒寿(90歳)の誕生日の朝のことでした。亡き父から母への渾身の花束だったのだと思います。

 

〈30〉雪の野に遠ざかりゆく音ばかり

 一面雪に覆われた野には動くものは見当たりません。ただしんしんと雪を降り積もらせている野。

時折遠くをよぎる電車の音や鳥の声……なべて遠ざかっていく音ばかりです。

 

〈31〉言の葉を浴びるがごとく木葉浴ぶ

 大きな木の下に立ちてっぺんを見上げると、一陣の風にたくさんの木の葉が舞い落ちてきました。

春夏秋冬を経験し、いま落葉となって一生を終えようとしている木の葉を浴びていると、尊い言葉を浴びているような気持になりました。

 

〈32〉さみどりの翅をこぼして枯蟷螂

 冬に入ると螳螂は周辺の枯木に合わせるように、自らの体の色を枯れ色に変えます。力なく歩く姿には憐れみを感じますが、隙間からちらりと見えた翅はまだ初々しい緑色で、命を感じました。

 

〈33〉仮の世の尽くる辺りへ冬銀河

 冬銀河とは冬に見られる天の川のこと。夏とは違い深夜から明け方にかけて淡く見えます。地平線に尾を垂れて横たわる冬銀河はこの世の果てへと流れていくようです。

 

〈34〉初氷かざせば空の透きとほる

 組み置いた桶の水や池の面、水溜まりなど、その冬初めて氷がはりました。子供の頃はそれが嬉しくて登校の朝にみんなで氷をはがして遊んだものです。空にかざすと、たちまち空が透き通ってみえました。

 

〈35〉綿虫の置いてゆきたる虚空かな

 冬のどんよりと曇った日、どこからともなくふわふわと綿毛のように飛んでくる小さな綿虫。まるで雪のようなので、雪蛍、雪婆などとも称されます。しばらく目の前を舞っていた綿虫が残していったのは、「虚空」でした。

 

〈36〉満天の星かたぶけて雪うさぎ

 昼間子どもたちが作った可愛い雪うさぎ。子どもが帰った後は、雪の中に残されています。雪原の上には満天の星がひろがっています。夜が更けるごとに壮大な星空が傾いていきます。

 

〈37〉月を見せむと朴一葉落ちにけり

 大きな朴落葉は地方では朴葉焼きなどお皿代わりに使われます。大きな朴の枯葉がばさりと音をてて落ちました。するとそれまで見えなかった月が姿を現したのです。まるで「月をご覧」というように。

 

 〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

年始に納めた際には、まどかさんのサインが入っておらず

1月末日、西来院にてサイン入れが行われました。

初めてのアクリルガッシュにキーヤン愛用の筆でサインをするとあってとても緊張されていたまどかさん

見事、美しいサインが入りとってもチャーミングな笑顔で完成☆

そして、サポートしていただいたSOU・SOUさんのネーミングも入れられました☆

作品がさらにグッと引き締まり、重みが増したようです。

 

 

******~ここからは、極秘の裏話~******

 

制作過程のブログでお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、、、

当初、人物を描くにあたり“歴史に残る代表的な人“をテーマに選出していた所

世界を代表するキャラクターがいても面白い‼︎と

実は、、、

誰もがご存知の、かの有名な誰もが知っているネズミさんと

日本が誇るチョビ髭オーバーオールおじさんもメンバー入りしていたのです。

しかし大人の事情もあり、戦力外通告となりました。

既に、描かれたメンバーだったので修正作業でその姿は隠されました。

ジェッソを引き直し、金色を塗り、背景と化す。

だが、しかし、跡形もなくとはいかず。。キーヤンの筆跡は健在!!

実際に近くで見ると隠れ○ッキーと隠れ○リオがおります。笑

ぜひご覧いただく際は、こちらもアトラクションとしてお楽しみください♪

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Ki-Yan Works 番外編【中邑真輔さん直筆Tシャツ】

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カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2025.02.14

今回は中邑真輔ファンに贈る、中邑真輔さんフォーカスで

スタジオ訪問時の裏話をお届けいたします♪

前回の作品メインのブログは《コチラ》からご覧いただけます。

かっこいいスーツケースを引き夷川通りからお出ましです!!

スタジオに入られ、ABEMAさんの撮影が進められながら、衣装を改めて確認。いざ、試着です!

この距離感で拝見する、腕の大きさ・胸板の厚さは迫力満点!!

天井のミラーで確認する姿もカッコよき!!

百獣百花の唐獅子牡丹がさらにパワーを増したようでした☆

喜んで頂けてキーヤンも満足げでした。

仕上げにサインを入れる時は自前のカメラでその瞬間をパシャリ。

カメラマンとしても才能もお持ちで多彩ですね。と話していると

制作途中の俳句涅槃図の中に描かれた“ブルーザー・ブロディ“を発見‼︎

『僕も描いたことあるんです。』と写真を見せてくださり

アーティストの才能をお持ちで!!と驚いていたら、、、

キーヤンの無茶振り発動。

『Tシャツになんか絵描いてもらおか〜』と!!!

優しい、真輔さん快く描いてくださることに!!!!

TシャツARTを制作されることに‼︎

マジックでささっと。と思いきや。。。。。

水で消える青花で下書きから描き進められ、本格的に絵の具での制作に!!

黒の染料でねこちゃんが現れたと思いきや、にゃ、にゃ、にゃんと‼︎‘’

!!!!!自画像 !!!!!!

さらに色入れまで!!!!

ものすごい時間をかけ、ものすごい集中力で描き進められ、、、

ものすっごい作品になりそう。。。

キーヤンスタジオの机でチームキーヤン以外の作品の制作が行われている不思議。

多才で全てに真剣全力な真輔さんの一面が大きくもまる美を帯びた背中から感じ取れます⭐︎

最後に、アーティストのサインが入れられ、完成です!!!

素ん晴らしく貴重な世界位に一枚のTシャツ☆

真輔さんからキーヤンへご進呈いただきました!!

滞在時間の半分以上を制作にかけてくださった真輔さん。

ほんとに気さくで素敵な紳士でした♪

改めまして、中邑真輔さん本当にありがとうございました☆

そして元日の試合ではスタジオでの雰囲気とは打って変わって

迫力満点での入場ではチャンピオンベルトとベストマッチの衣装を纏い

見事勝利を収められました☆

その後、衣装をお借りし個展でも展示をさせていただき

真輔さんのファンの方にも多くご来場いただきありがとうございました♪

レプリカの俳句涅槃図からブルーザー・ブロディが衣装を見守っておりました。

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Ki-Yan Works【CHIRIRI 四条烏丸 別邸】

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カテゴリー:お知らせ, 壁画制作, ART PIECES, Ki-Yan Stuzio, Ki-Yan Gallery

2025.02.07

これまで沢山の店舗に壁画を納めている、京都つゆしゃぶ CIRIRIさん

今回は四条烏丸 別邸にて壁画制作。

モチーフは東京 京橋店と大阪梅田茶屋町店に続き

“ひょうたんやの黒ひょう“

入り口で黒ひょうがお出迎えします☆

ゴールドのクロスをベースにチョークで線を入れていきます。

チョークもなかなか乗りにくいクロス。

竹の棒なしで描き込みます。

東京は右手が、大阪は左手が手前になっていますが

今回は両手揃えてお出迎え♪

シャープな顔立ちで男前な黒ひょうさんです。

いつもより少し濃いめの金で線を入れていきます。

金もまた滑り刷毛むらが出るので、一度塗り、乾くのを待ち、重ねる。それを三度ほど繰り返します。

線が綺麗に入りました⭐︎

ボディーはブラック!!

これまた刷毛むらが出るので一度塗り、乾かし。もう一度塗り重ねます‼︎

カオナシ状態のヒョウさん。

メイクアップされていきます♪

仮面をかけたような状態に!笑

目にもウルトラマリンが入れられます。

アイポイントはエメラルドグリーンでキリリとさせます。

お鼻もエンジが入り、KISSのジャケットのよう。笑

もちろん塗り進め、、、

口元もお髭のちょぼを丁寧に塗りつぶさないように塗っていきます。

全体に黒が入りましたが、もう一度塗り重ねムラを無くします!

ここで先にサインが入れられます。

高さが中途半端なので膝を着いての作業。

またもや5本指の黄色ソックスのお出ましです。笑

金色のクロス、サインの中々厄介です。。

楽観も入りサインがバッチリ入れられました☆

最後に、ハイライトのウルトラマリンを入れていきます。

お顔にも丁寧に入れて、、、

完成でーす!!!

揃えたお手手に、シャープな顔立ち、くるりん尻尾。

気立のいい、黒ひょうさんと仕上がりました☆

『よぉ〜おしやす。』と玄関でお出迎えしてくれます☆

京都つゆしゃぶ CIRIRI四条烏丸 別邸

所在地:京都府京都市下京区仏光寺通烏丸東入上柳町325
〒600-8099TEL :075-354-5344

FAX :075-354-5345

アクセス:京都市営地下鉄四条駅 徒歩1分

営業時間:ランチ  11:30~15:00(L.O.14:00)
ディナー 17:00~21:30(L.O.20:30)定休日:不定休

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Ki-Yan Works【KITEE大阪 “雲錦“】

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2025.01.31

昨年、12月27日よりKITTE大阪にて公開中の“雲錦“のタペストリー

KITEE大阪では2025年、1年を通して5名のアーティストがエントランスを彩りる企画が行われ

NEW YEAR ARTとしてキーヤン作品が皆様をお出迎えしております。

制作はお察しの通り、12月大型作品同時制作時期。

スタジオへやって来た 5m×2.7mのタペストリー。床にいっぱい!!

いざ!!座り込みでチョーク入れ開始!!

最初に現れたのは、枝振りの長いおおらかな桜。

今回はターポリンにぴったりなテント用絵の具を使用します。

金の色や、その他の色もいつもと発色が少し異なります。。

ぐんぐん伸びる桜、金入れも同時に進めます!!

桜に続いて、紅葉のチョークも入れられます‼︎

風に吹かれ、伸びやかにながれてるよう♪

そこへ、ツバメがピューと遊びに来ました♪

キーヤンマストアイテム!黄色五本指ソックスが光っています。

地べた作業は大変なので、全体を捉えた所で長いターポリンを巻き取り、机作業に切り替え。

ツバメに続いて、風と共に紅葉の絨毯へ泳いで来たのはオシドリです♪

テント用絵の具、限られた色でオシドリのカラフルな色をつくれるかが今回の難関。。

同時進行の様子が垣間見えるショット。笑

少し色が入った所で今一度、床に伸ばして全体のバランスを確認。

オシドリのカラーもいい感じです♪

ぐるぐる巻き取り机に戻し、おしどり夫婦で仲良く塗り進めます。

大きい作品でもこれができるのがターポリンのいい所⭐︎

白い桜とほんのり薄ピンクの桜。

深めのエメラルドグリーンの枝とオレンジのぼんぼりが効いています。

風に揺られリズムを刻むような、かわいい桜♪

所々にラメも入れられ、より華やかに。

心なしかツバメも嬉しそう♪

そんな、楽しげな雰囲気につられて、カワセミも何処からともなく飛んで来ました‼︎

上部からずんずん塗り進め、ぐりぐり巻き取り続いて現れたのは木枯らしに踊る紅葉。

同時進行の様子が垣間見えるショットPart2。笑

秋の風の音が聞こえて来そうな、勢い溢れる紅葉たちも色づき始めました♪

赤やオレンジで彩られ、ポイントにカラフルな紅葉が風に乗って楽しげに踊ります♪

全体のバランスを見ながら色の配置を決めるため、又しても地べたでの作業です。

雲錦の中に埋もれるキーヤン。

無心で絵にむかう背中。。。

蝋石で道路に大きな絵を描いていた子供のキーヤンが重なって見える様。

昭和・平成・令和と時代は変われど、いつもかわらぬ “儘“

いつの時代も“生きる儘“ 背中が物語っているようです。

しかし、絵のタッチや色使いは、時と共に変化(進化)をしています!!笑

永遠不変。諸行無常。

過去一、カラフルかもしれない紅葉たち!!

2枚のみ舞うブルーの葉がなんともいえない演出♪

陽の光も、まもなくの完成を祝福してくれいているかのよう。

サインが入って完成です!!

3種類の鳥が描かれるレアな“雲錦“となりました⭐︎

近頃短くなっている、春と秋の心地よい季節の風を鳥たちが楽しく巡る。

あたたかなでのびのびとしたエネルギーが溢れる作品となりました!!

スタジオではこんなに大きかった作品も現場に設置されると、少し小さく見える程です。

2ヶ月間限定の展示となります。

恋しい季節の風を体感しに、是非“KITEE大阪“へお出かけください♪

【KITEE大阪】

展示場所:1F アトリウム広場

期間:2024/12/27〜2025/2/28

営業時間:11:00~20:00

住所:大阪府大阪市北区梅田三丁目2番2号

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Ki-Yan Works【西来院 俳句涅槃図】

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2025.01.24

怒涛の12月大型作品制作の一つ。

1月10日より建仁寺塔頭 西来院で公開になりました“俳句涅槃図“

遡ること2023年。黛まどかさんよりご提案がありました。

 

お父様を亡くされ、立ち直れず時を過ごしていた最中、長谷川等伯の涅槃図に出会います。

それが“亡くした息子を思い立ち直れずいた時に描いた“ものと知った黛さんはご自身と重なり、追悼の思いを込めた涅槃図を思い立たれ、キーヤンへ合作のお話がやってきました。

キーヤンは『教えには興味がない』と言いつつも、もちろん承諾。

まどかさんの俳句とキーヤンの涅槃図コラボ‼︎

 

阿吽の登竜門屏風も納めた西来院さんへ奉納することが決定し、

『僕なりの2025年版涅槃図を描く』と、3m×2.4mの巨大なキャンバスの制作がスタートしました。

初の試み。描き初めまで、しばし。。。

真ん中からチョークが入れられ、最初に浮き上がって来たのは、お釈迦さま。

まどかさんと俳句も配置も相談しながら決定。お空の中心にはお月さまが輝きます。

左上から反時計回りに、春・夏・秋・冬の俳句で四季が巡ります♪

そこに、どんどん動物や人物が集まっていきます。

お察しの通り、一般的な涅槃図とは様子が違います。

お弟子さんでは無く、往年のスターや著名人が集まっている様子。。

動物たちもキーヤンモチーフ代表のお出ましです。

果たして、どんな涅槃図に仕上がるのでしょう。

どんどん色が入り、鮮やかな風景となってきました。

涅槃図とはかけ離れたようにも思う顔ぶれ。是ぞ!キーヤン!!

これほど賑やかで騒がしい涅槃図が嘗てあったでしょうか。笑

唯一描かれた楽器が琵琶でなく、ギターやで!!

キーヤンにかかればブッタの入定も“イベント“となるのです。

背景はまばゆいゴールド。オードリーに化粧をほどこし色入れが終了!

絵の仕上げにお釈迦さまへ箔をほどこします。

糊を引き、乾かしてから箔のシートアイロンで定着。

周囲の騒がしさとは打って変わり、黄金に輝くお釈迦さまは安らかな表情を浮かばせ、正に涅槃。

お釈迦さまとお月様と沙羅双樹以外は全てキーヤン流!!

年代や決まりなど関係なく、境界のない。キーヤンの“儘“

フリーでストレートでイージーでシンプル。ロックな涅槃図。

サインが入って、ここからは職人さんに俳句の貼り付けと表具を仕立てて頂きます。

急ピッチで仕上げて頂き、年始早々スタジオにカムバック!!

キーヤンの絵にまどかさん直筆の俳句が添えられ、唯一無二の作品が仕上がりました☆

そして表装には毎度お馴染み、SOU・SOUさんのSOーSUーU柄が♪

俳句涅槃図のイメージを際立たせてくれています☆

もはや。キーヤン奉納サポーターに就任されたかのようにお世話になっている若林社長。

いつもお騒がせお世話になり誠にありがとうございますm(_ _;)m

いざ‼︎西来院さんへ!!

ドゥルルルルルルルルル。ジャジャーン!!!

700年の歴史ある京都のお寺にこんなにロックでフリーな俳句涅槃図が納められるとは‼︎

本堂始めお庭など寺内はご住職の雲林院さまのお人柄があふれています。

以前に納めた、阿吽の登竜門屏風を両脇に携え

ここに納まる定めだったかのようにしっくりと落ち着きました。

俳句涅槃図の完成がチームキーヤン新年のご挨拶と2025年の幕開けとなりました♪

1月9日記者披露が行われ、1月10日より一般公開されています☆

これは、是が非に‼︎その目で身体で直接ご覧いただきたく思います。

京都へお越しの際は、是非お参りくださいませ♪

大本山 建仁寺塔頭 西来院

時間:午前10時~午後4時30分(午後4時受付終了)

拝観料:大人(中学生以上)800円 小学生400円

〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町590

制作秘話もあるので、また後日のブログでご紹介いたします♪

 

▼産経ニュース
命の移ろいうたう俳句と各界の著名人や動物が囲む釈迦…巨大涅槃図、京都・西来院で公開へ

 

▼THE KYOTO|京都新聞
現代の斬新ポップ「涅槃図」完成京都・建仁寺塔頭で特別公開あの俳人とロック絵師なぜ共作?

 

▼朝日新聞デジタル
涅槃図にマリリン・モンロー 俳句とアートのコラボ 京都・西来院

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Ki-Yan Works【中邑真輔氏 衣装制作】

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カテゴリー:お知らせ, 壁画以外の受注制作, ART PIECES, Ki-Yan Stuzio, Ki-Yan Gallery

2025.01.17

年始一発目より開催中の「 Hideki Kimura Exhibition 2025 」

会場でも展示中のプロレスラー中邑真輔さんの衣装“唐獅子牡丹”

衣装展示は20日までの予定なので、お目当ての方はこの週末にお出かけください♪

キーヤンも会場に参上して気儘にLive Paintingしながら皆様をお出迎えします☆

衣装の制作は昨年の年末。。。

ドタバタの制作スタジオにて全速力で制作でした=3

黒地に描くのはレアということで、配色イメージを描き込み

デザイナーさんから衣装が届くや否や。。

背中に現れたのは、百獣の王“ライオン“

今回の絵の具は、染料を使用します。

染料になっても金色は欠かせません!!

背中に吠える獅子が現れました!!!

前見頃は百花の女王“ボタン“

お袖に小さなボタンが踊りとび、裾には大輪のボタンが描かれます。

いざ金入れ!!繊維に浸透していくので染料は何度も塗り重ねてくっきり発色させます。

葉っぱは地色の黒を活かすため、よりシャープに描きます。

ボタンの金入れが終わり、急ピッチで色入れ開始!!

漆黒に紅の花びらが咲いていきます♪

赤色は乾くと色が鮮やかに発色してくれますが、地色の黒が隠れるまで重ね塗りします。

お袖のボタンの紅に染まり愛らしく飛んでいます。

葉っぱには地色を生かしブルーのハイライトが入れられ、

花びらに影が入るとグッと深みが増して力強く仕上がりました!!

大輪のボタンも燃える様に熱いエネルギーを解き放ちます☆

ボタンの迫力が凄まじいので、背中の獅子も更に力強く!!と手を加え

ゴールドの2色使いで更に立て髪をワサワサに!!

ギャオォォォ〜〜〜!!!と吠える地響きを感じるような迫力☆

最後に!!魂を吹き込むように眼球に箔を乗せるスペシャル仕上げ‼︎

ノリを塗りしっかり乾かしてからアイロンで定着させます。

失敗できないドキドキ作業。。。

ギラっと鋭い輝きを瞳に宿した、闘争心溢れる気高き獅子となりました!!!!!

正に是ぞ!!唐獅子牡丹!!!

王者に相応しい作品となりました。

年末、帰国された中邑さんがスタジオを訪問

フィッティグして頂き、めちゃめちゃカッコよく着こなしてくださいました☆

総仕上げにサインが入れられ、作品の完成です!!

元日に日本武道館の試合で入場される姿は、スタジオのオーラとは別人のようで

更に強く気高く大和魂の炎を燃やすようなエネルギーを放たれていました。

実物を間近に見れる機会は中々ありません。

是非、期間中に「 Hideki Kimura Exhibition 2025 」へお越しください♪

中邑さんスタジオ訪問の裏側は後日のブログにてご紹介いたします☆

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【HIDEKI KIMURA EXHIBITION 2025】
Works of the street artist from Kyoto

【会場】
 Creative Space Akademeia 21 Harajuku
 〒150-0001
 渋谷区神宮前5-27-7 アルボーレ神宮前1F/2F
【日時】
 2025/01/08(wed)~2025/02/02(sun)
 11:00~19:00 休館日:毎週火曜日

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木村英輝 Live Painting 実施決定!

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カテゴリー:お知らせ, イベント

2025.01.15

開催中の「 Hideki Kimura Exhibition 2025 」
連日のご来場ありがとうございます。

 

今週末17〜19日、木村英輝本人によるLive Painting 実施が決定いたしました!
阪神淡路大震災から30年のこの日、追悼の意をこめた白いカサブランカを、約3×2mの壁面に描きます。

 

壁画絵師、木村英輝の制作をご覧いただける貴重な機会です。
ぜひご来場ください。

 

※ライブペインティングの時間は未定です。
ご来場の皆さんにご挨拶しながら、気ままにライブペイントします。
食事休憩等で不在の場合もございますのであらかじめご了承くださいませ。

 

 

∥個展概要∥

Hideki Kimura EXHIBITION 2025
Works of the street artist from Kyoto

 

会期:2025年1月8日(Wed)→2月2日(Sun) ※火曜定休

開館時間:11:00-19:00

入場料:無料

会場:Creative Space Akademeia 21 Harajuku
〒150-0001 渋谷区神宮前5-27-7 アルボーレ神宮前1F/2F

 

【レセプションパーティのご案内】

 

●17日(金) 17:00~20:00 にはレセプションパーティを開催いたします。
どなたでもお越しいただけますのでお気軽にお立ち寄りください。

17~19日の3日間は木村英輝も終日在廊を予定しています。

【本展に関するお問い合わせ先】Eメール:info@ki-yan.com(株式会社エレファント 担当:山﨑)

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☆あけましておめでとうございます☆

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カテゴリー:お知らせ, ART PIECES, イベント, Ki-Yan Stuzio, Ki-Yan Gallery

2025.01.01

2025年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします☆

昨年も沢山の作品を制作し、多くの方に目にしていただけましたが

今年も新年早々、「KITTE大阪」「西来院の涅槃図」「東京での個展」とスペシャルな幕開けとなり

2025年も沢山の作品をお届けしてまいります♪

そして本日!!

ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2025

ABEMA TVにて 14:30〜

WWE中邑真輔さんがNOAH日本武道館で戦いに挑まれます!!

キーヤンの作品を纏い登場されるシーンを是非、ABEMAにてご覧ください☆

スタジオにお越しいただいた様子がYouTubeにて公開されていますにで

こちらも合わせてご覧ください♪

【独占取材in京都】中邑真輔1.1新入場コスチューム制作現場に潜入!特製ガウンへ絵師が唐獅子牡丹を描く!

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Hideki Kimura EXHIBITION 2025
Works of the street artist from Kyoto
【場所】Creative Space Akademeia 21 Harajuku

【日時】2025年1/8〜2/2 11:00〜19:00(定休日火曜)

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