Ki-yan Blog

All posts by キーヤンアシスタント:黒永

キーヤンダイアリー〈あの竹の棒って、どこから来るの?〉

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カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2014.11.28

こんばんは!壁画アシスタントの西嶋です。^ ^
先日の、亀岡小学校でのライブペイントを終え、しばし休息モードのチーム木村英輝。
西嶋は、そのお休みを利用して、私用で故郷へ日帰りドライブしてきました。
その時!
実家の納屋で、お宝を発見!!
じゃん!

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ボロッボロの虫取り網です!!
これの何処がお宝やねん。。ゴミやんけ。。とお思いの方、まあ聞いてください。
木村英輝壁画に必須の、あの、『魔法の竹の棒』。

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今や下書きには欠かせないマストアイテムですが、
長年の酷使により、実は、ボロボロになっていたのです。(*_*)
初代竹の棒は、かの藤井大丸のゾウたちの制作の舞台になった、旧立誠小学校の、朽ちたホウキの柄でした。
(体育館一面に広がる巨大な生地に、腰を折って素手で描かれていたのかと思うと、鳥肌が立ちます。)
その竹の棒も、北野病院のヒマワリやマツダスタジアムのコイなど、名作を数々生み出す反面、着実に磨耗。。
ついに最後の一節になり、その一節も、もはや、チョークを縛っておけないほどに割れてしまいました。。(現在のものは二代目)
一口に竹といっても、生竹や成長し過ぎた竹では重すぎる、釣竿ではしなり過ぎる、など、なかなか相性がいいものがありません。
しかも、ホウキや虫取り網は、最近のものはプラスチックの柄が主流になり、なかなか、経年によりよく乾燥し、細く軽く、強い竹の棒に出会えません。。制作のハードさを考えると、スペアが、あと数本欲しいところ。。(*_*)
そこに彗星のごとく現れたのが、我が家の虫取り網なのです。
では、それらを踏まえて、もう一度。

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ほらほら、お宝に見えて来ませんか?笑
幼少期、野山を駆け回った戦友(お転婆が故に、野山用と池川用。笑)が、
二十ウン年の時を経て、私と共に、絵師、木村英輝の筆になる時が来ました。
再び戦友となる我が虫取り網。
網を取り、その日を待ちます。。^ ^

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【おまけ】
どうやら私は、幼稚園では、きく組だったのですね。。自分でも忘れていました。(余計な情報)

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キーヤンダイアリー〈キーヤンレインボー〉

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カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2014.11.24

こんばんは!
秋深まる連休最終日、いかがお過ごしでしょうか?
秋といえば紅葉の美しいグラデーションですが、今夜は、こんなグラデーションを、ご紹介。

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じゃーん!名付けてキーヤンレインボー!!
木村英輝作品の、眼を見張らんばかりの鮮やかさは、この絵の具から生み出されているのです。
先ずはブルー、

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もはやキーヤンブルーですね、ウルトラマリン。
青蓮院門跡
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京都市動物園
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珍しいコバルトブルー。
ブランシェ ココロ
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手前のダリアが、コバルトブルーです。
続きまして、グリーン。

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ビリジャン(左)
居酒屋 どやねん
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パーマネントグリーン
長楽館
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エメラルドグリーン
シュルンベルジェ株式会社
IMG_4931.JPGエメラルドグリーンは、ジャガーの目によく使われます。
お次は、イエロー。まとめて!

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パーマネントイエローディープ、
パーマネントオレンジ、
レモンイエロー。
北野病院
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最後は、

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ピンク
バイオレット。
ちょっと珍しいかも知れませんね。
Heian BaRock24面襖絵
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輝くゴールドの美しい縁取りに、ウルトラマリンの蓮やカエルに、赤い鯉。
赤や青が目立つ木村英輝作品ですが、
意外に多彩な色が使われています。^ ^
お気に入りのカラーは、ありましたか?
Ki-Yan Stuzio祇園本店にも、カラフルな作品が沢山!
是非、チェックしてみて下さいね。^ ^

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【おまけ】
明日は、チーム木村英輝、お出かけ制作です。
プチ出張を控えたパネルが、静かに、スタジオにて待機中。。
詳細は後日、ブログにて。。^ ^

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キーヤンダイアリー〈日本の象徴としての鯉〉

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カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2014.11.19

こんばんは、壁画スタッフの西嶋です。^ ^
京都では、朝夕は5度を下回る日も増えてまいりました。
ぐっと冷え込む夜の冷気と、昼間の陽気で、京都の紅葉は、いよいよ、深まって行きます。
我らがキーヤンスタジオ本店二階から見えるカエデも、ほの赤く、その葉を染め始めています。
見頃は今週末から月末ほどでしょうか、ご観光をお考えの方は、お早めに。。^ ^
さて、今夜は、
同じ観光でも、中国からの、とある観光客が本国ネットに投稿した、こんな記事を、ご紹介いたします。(リンク先では翻訳、抜粋されています)
まずは、こちらのリンクをご覧ください。
【中国人観光客、日本のあるポスターに感動!】
日本の復興シンボルとして、一昨年、“Japan.Thank you.”プロジェクトの一環として、観光庁に採用された、木村英輝の“Japan,Rising Again.”
3年前に、日本全土を震撼させた東海沖大震災に際して、海外からの多くの支援に感謝の意を表明し、そして、【我々は、必ず、立ち上がる】と、力強い言葉を添え、世界に発信したものです。
私自身、このポスターを初めて拝見した時は、強烈なインパクトと感動に震えたものでした。
〜以下ブログより抜粋〜
そして、高山駅に着いたとき、案内所に張られた“Japan,Rising Again”のポスターを見つける。
筆者は「これは、震災後に日本が打ち出した観光広告だろう」とし、「鯉をモチーフにしているのは、中国から伝わった『登龍門(※成功への難関を突破することを表す。龍門という河を登り切った鯉は龍になる、という伝説から生まれたことわざ)』という言葉が関係している」と分析。「これを見て、ポスターの裏にある人びとの思いと、この国の生き残りにかける努力に感動を覚えた」とまとめている。

〜以上抜粋おわり〜
中国でも親しみのある鯉だからでしょうか、こんなにも正確に、木村英輝の鯉、“Carp is Dragon in Heaven.”を、(このタイトルも知らずに!)読み解き、深く共感して頂いています。なんだか、涙の出る思いです。
日本の良いところを、こんなにも素直に受け取って下さったことに、心より感謝すると同時に、我々日本人が本来持っている、芯の強さや、しなやかさ、ひたむきさなど、再認識することができました。
我々も、壁画制作などで出張の際には、駅で、空港で、街中で、このポスターを見かけることがあります。
その度に、
【日本の象徴するものに関わらせて頂いているんだな】と、背筋が伸びる思いです。
木村英輝作品群の中でも、特に多くの方に愛されている、鯉の作品。
深く、日本人の持つアイデンティティとリンクしているかも知れませんね。

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【おまけ】
鯉作品には、『Carp is Dragon in Heaven.(鯉は、天へと登り、龍になる。)』のタイトルの他に、一風変わったタイトルが付けられていることがあります。
壁画をご覧になられる際には、タイトルの意味を、オーナー様や、スタッフさんに、お尋ねするのも、いいかも知れませんね。
意外な背景が、あるかも?^ ^
オラシオン〈For Oracion.〉
マツダスタジアム〈Go Forward,Red Carp.〉
ホテル エムアンドエム〈Risng Again.〜Carp is Dragon in Heaven.〜〉

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Ki-Yan WORKS〈京都 K様宅〉

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カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2014.11.14

こんばんは!
冬の足音が、すぐそこに聞こえてくるような昨今、皆様、いかがお過ごしですか?
秋の落葉に、切ない夕暮れに、朝夕の張り詰める寒さに、ちょっぴりおセンチになっていませんか?
チーム木村英輝に(というか先生の辞書に)、センチメンタルという文字はございません。
いつでもシャープでロック!切れ味抜群の熱い壁画を、描きまくっております!
今回も、憂鬱なんて吹き飛んでしまいそうな壁画を、個人宅様に描いて参りました!
どどん!!!!

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まずはリビング!
赤を基調に、極彩色の孔雀たちがお出迎えです!
どうです?憂鬱なんて気分、晴れてきました?
まだまだいきますよー、
どどどん!!

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こちらは子供部屋!お兄ちゃんの部屋には、これまた真っ赤な獅子!
お兄ちゃんにも、手伝って頂きました^ ^
ありがとう!

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さて、皆様、なんだか興奮して、心がポカポカしてきたのではないでしょうか?
これで仕上げと行きましょう!
どどどどどん!!!!!

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最奥に位置するのは、代表作、鯉!!!
魚大好きな妹さんのお部屋^ ^
赤が大好きとのことで、黒い鯉は抜き、赤だけで仕上げました。
ふー。。ふー。。
さて、皆様いかがでしょう、晩秋の憂鬱なんて飛んで行きましたか?
実はこの三箇所、このボリュームの壁画、超速の三日で仕上げたもの。
ものすごい勢いとパワーを感じる作品には、描いていたときの勢いがそのまま残るもの。
木村英輝のパワーが自ずと絵に宿るのかもしれません。
K様宅に、木村英輝仕込み?!の、勢いある、いい風が吹きますように^ ^
三日間、お世話になりました!
晩秋でおセンチな方、壁画巡りをして、元気を、もらってみませんか?^ ^
【制作風景】

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キーヤンダイアリー〈すき焼き 今朝〉

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カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2014.11.07

東京、日本橋高島屋でのライブペイントを終えた、チーム木村英輝。
その夜の打ち上げは、豪勢に、こちら!

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今年のお盆頃、制作にお伺いした、すき焼き、【今朝(いまあさ)】さま!
(なんだか遠い昔の事のように思うのは、私だけでしょうか。。。笑)
足場が取れた姿を見るのは、初めての西嶋、夢中でシャッターを切りました。
やっぱり、営業されているお店の生きた空気があっての、壁画!^ ^
牛たちも、ブドウも、なんだか描いた頃より艶やかに見えます。

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そして、奥のお座敷では。。。
\お疲れ様でした!/

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社長自ら、お肉をお持ちくださいました!
\な、な、な、な、なんじゃこりゃー!!/

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余りに美しいお肉に、驚きを隠せないアシスタント2人。(いい歳)
ひとしきり驚いた後(先生たちの冷ややかな視線に気づき)、しっかり、美味しく、お料理を頂きました。^ ^

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(のんべえ西嶋は、ここでも日本酒)
社長、贅沢な至福の時を、ありがとうございました!

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食欲の秋、そこに芸術の秋と、文化の秋もプラスして、ちょっと小粋に、創業134年の老舗すき焼屋さん、今朝で、素敵なお食事は、如何ですか?^ ^
【おまけ】
実は社長、高島屋ライブペイントにも、足をお運び頂いておりました^ ^
お忙しいところを、ありがとうございました!(写真は、アシスタント武田と^ ^)

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Ki-YanWORKS〈東京日本橋高島屋ライブペイント〉

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カテゴリー:イベント

2014.11.06

先日より、ブログやFacebookにて、ちょこちょこご紹介していた、こちらの屏風!

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実は、東京日本橋高島屋での、ライブペイントのための制作準備だったのです。

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六曲一双の金屏風に描き出された、高島屋のお歳暮のイメージ。
残り半双を、仕上げます。

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チーム木村英輝、いざ、出陣!です^ ^

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11時から17時までの短い制作時間。
西嶋は内心『間に合うのかな』と心配しておりましたが、そこはチーム木村英輝。
お昼休憩きっちり1時間、更に午後のお茶までしましたが、きっちり仕上がりました。(高島屋のスタッフ様が驚かれていました)
そして

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完成ー!!!!!!!
六曲一双、出揃いました!^ ^
今までに無かった金の表現、雲型のうちに外に駆け回るモチーフ、どれを取っても斬新で、新しい試みを随所に感じ取れます^ ^
かわいいけど、カッコよくて、
派手だけど、艶やか!
こちらの作品は、クリスマス12月25日まで、東京日本橋高島屋の八階にて展示された後、26日からは京都高島屋正面ウィンドウにて展示されますので、皆様、是非、チェックしてみてくださいね^ ^
【会場に来てくださった。。。】
流石東京、超レアなお客様が、会場に遊びに来てくれました^ ^

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『ニュース23クロス』でお馴染みの、膳場貴子さま。
以前ニュース23クロスでの内装美術に、先生の作品をご起用頂いてからのご縁です。
とても気さくで、可愛らしいお方でした。。

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そして、お茶の間の人気者、笑福亭鶴瓶師匠!
鶴瓶師匠の番組で樹木希林さまの友人として直々に取材をお受けしたのがきっかけで。^ ^
もう、すっかり、先生とは仲良しです?!
いつも、お忙しいスケジュールの合間を縫って、現場にいらしていただき、ありがとうございます!
その他にも、キーヤンスタジオのお客様、壁画クライアント様、先生のご友人を始め、会場お越し下さいました、全ての皆様、ありがとうございました!^ ^
これからも、チーム木村英輝を、よろしくお願い申し上げます。

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キーヤンダイアリー〈宝の部屋?!先生のお部屋〉

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カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2014.10.31

今日は、キーヤンスタジオ二階奥、秘境、先生のお部屋をご紹介。。
普段ご紹介しないこのお部屋に、もしかしたら、お宝が眠っているかも。。。?!

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二階には来ても、こちらの扉の奥、ご存知の方は、少ないのではないでしょうか。。
いざ!
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まずは、カサブランカの磨りガラスがお出迎え!これもレアな表現手段ですね。

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そして、中に入ると、色、色、色!!!
襖絵に板絵、壁画と、どこに目をやってもビビッドカラーの作品がお出迎え!(ちなみにスツールは、先生のラッキーカラー、イエローで統一しています。)
お部屋を探すと、こんなものを発見!
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お重箱に、肉筆のタコが絡み付いています!立体的で、めちゃくちゃカッコいい!^ ^

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繊細に描き込まれた吸盤と、ダイナミックな構図が、粋ですね。。個人的に大好きな作品のひとつです。(非売品です)
続いて。。
先生のスケッチが保管してある棚へ。。(これだけでも、壁画ファンには堪らないですね!)

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その中でも、一際大きなクリアファイルに保管されていたのは。。?
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じゃーん!!!!
あの!!岡崎動物園に描かれたゴリラのカラースケッチ!!!(もちろん肉筆です!)
すごい量です、これ、ここに置いてあっていいの?!(^^;;

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テキスタイルなどの商品で、お馴染みの表情のゴリラたちもいますね^ ^
まだまだご紹介したいですが、今回の探検は、この辺で。。^ ^
また、面白いものが見つかったら、アップしていきます!^ ^
いつも、下から(何があるのかしら。。)見ているだけの貴方!^ ^
スタッフが対応可能な時は、お二階もご覧頂ける場合が、ございます。お気軽に、お尋ね下さいね。^ ^

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キーヤンダイアリー〈一口に金と言えど〉

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カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2014.10.27

皆様、今晩は^ ^
京都高島屋でのライブペイントを終え、チーム木村英輝も、しばし休息。。



する筈がありませんでした。笑


すぐに、スタジオでの制作に取り掛かります。
今回は、何だか久しぶり?な、金屏風です。

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(とある企画のための作品のため、全貌は、まだ、お見せできません。。悪しからず)
今回は、金屏風に、金のバリエーションが際立つ作品と、なりそうです。
いつも使っている金、どれか分かりますか?^ ^

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正解は一番下、ターナー社イベントカラーシリーズのゴールド。(ちょっと写真が悪かったですね(^^;;)
普段の金に加えて、更に数色の金を足した今作、更に更に!ゴールドのステッカーで加工してゆきます。

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さて、どうなることやら?!^ ^
皆様にご披露するのは、来月となります、乞うご期待です!

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