祇園祭 2025 -屏風祭-
カテゴリー:お知らせ, 壁画以外の受注制作, ART PIECES
2025.07.20
10年振り!?の雨の山鉾巡行となった今年の祇園祭。
宵山も天気に恵まれず、恒例の誉田屋源兵衛さん前での出店は早々に店じまいとなりました(涙)が、
祇園祭の名物!鯉の巨大幟(タペストリー)は、今年も24日まで、堂々掲出されてます。
この鯉の巨大幟がある室町通の黒主山〜鯉山をはじめ、その周辺の鉾町は今週24日の山鉾巡行に登場する後祭のエリアです。

撮影:2025.7.15
場所:誉田屋源兵衛
祇園祭には、”動く美術館”と呼ばれることでも有名な山鉾巡行と、”静の美術館”と呼ばれる「屏風祭」という伝統があるのをご存知でしょうか?
山鉾町にある旧家・老舗がそれぞれの所蔵する美術品・調度品などを飾り、公開するこの風習は江戸中期にはじまり、もっとも隆盛を極めた明治末から大正・昭和初期には、300軒ちかくの家々でおこなわれていたそうです。
現在でも、室町通や新町通ほかで、21〜23日の間に見ることができます。鯉のタペストリーと併せて、祇園祭の後祭で楽しんで見るのもおすすめです。
それから屏風といえばもうひとつ!
祇園祭で賑わう四条通から少し離れた、東山七条のラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル京都」さまにて、木村英輝画 祇園祭絵図屏風を期間限定特別展示中です。

Ki-Yan Stuzioから、俳句涅槃図のある西来院→青龍の壁画の東山警察署→フォーシーズンズホテル京都など、東山Ki-Yanツアーはいかがでしょうか。
●木村英輝 画「祇園祭絵図屏風」
Acrylic on paper
W270cm×H150cm / each
2012
髙島屋史料館 所蔵
【展示期間】7月31日 17時まで
●フォーシーズンズホテル京都
〒605-0932 京都府京都市東山区妙法院前側町445-3
※フロントを超えてそのまままっすぐ客室へ向かう通路に展示してます