Ki-yan Blog

つっぱり野郎達の作り上げた”Z”の送り火

投稿者:

カテゴリー:Ki-Yan Stuzio

2019.08.16

本日京都の夜空には、祇園祭と並ぶ夏を代表する行事のひとつ、
五山の送り火が灯りました。
  
実は今から47年前、東山の如意ヶ嶽、まさに”大”の文字が浮かびあがるその場所に
突如現れた””の送り火の事を、皆さんはご存知でしょうか。
   
仕掛け人は何を隠そう、キーヤンこと木村英輝。

格好イイことを常に追い求めていた彼は
当時ロックイベントプロデューサーとして、
フランク・ザッパの京大西部講堂ライブのプロモーションの為、奮闘していた。
   
『金をかけずに宣伝をする』
皆をあっと驚かせ、チケットの販売につなげる。
そこで思いついたのが、大文字山での””の送り火。

彼は如意ヶ嶽に、仲間と共に大型懐中電灯で”Z”の文字を作り上げ、
翌日、新聞の社会面で報道されると、チケットは一気に売れソールドアウト!
  
伝説に残る、京大西部講堂フランクザッパのライブが実現した。

..
   

このエピソードは彼が生きてきた人生のほんの一部。
   
『全ては成り行き。格好イイことがしたい。』
  
彼の筋書きなしのストーリーをもっと知りたい方は
是非『MOJO WEST-つっぱり野郎とアーティストたちのロック・パラダイス-』を
手に取ってみて下さい。

『MOJO WEST』 1,800円(税抜)
  
ぐいぐいと引き込まれる、彼の筋書きなしの人生。
Straight!Simple!Easy!Free!
つっぱり野郎達のロックな人生。
読み終えた時には、より木村英輝にハマっている事、間違いなし!

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One thought on “つっぱり野郎達の作り上げた”Z”の送り火”

  1. プロモーターだから仕掛け人であったことに間違いはないけれど、”Z”を大文字山に描くというのは彼が出したアイデアだったかどうか。

    ザッパ公演の話を西部講堂を管理していた「西部講堂連絡協議会」に木村氏が持ち込んできて、木村氏も交えて宣伝活動のアイデアを考えたことがあった。そのときのミーティングには僕も参加していた。既に以前に学生が懐中電灯で「大」の字(「犬」だったかもしれない)を描きだすというイベントをやっていたことを思い出したスタッフの誰かが、大文字山に懐中電灯で字を描いたイベントを思い出して、「ザッパの”Z”を描いたらええやん」という話になったのだと記憶している。誰が言い出したのかははっきりとは覚えていないが。

    他にもベニヤ板に”Z”と書いたものを三条大橋の上からロープで吊って鴨川に流そう、というようなアイデアも出た。

    その後、ザッパ公演には僕は関わらなかったのでその後の経緯はよく知らないけれど。

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