こんばんは。
いよいよ、ようやく?冬ですね。
筆を洗うと手がかじかみます。
日に日に年末感が募る最近ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ところで皆様、覚えていらっしゃいますか、
大作。
パネルに20メートル以上繋がる、白と金だけで描かれた、大迫力の四季の花。
こちらは、京都の西山霊園さまに新設開園される、ペット霊園のために描かれたものです。
お納めしてしばらく、まだ霊園は整備中のため、パネルの設営はされていませんでしたが、霊園のオーナー様からのご連絡で、下見に行くことに。
小高い丘の上に立つ、とても清々しい場所でした。
中央には、美しい馬頭観音が。
オーナー”でね、先生。この観音なんですが。。”
先生”これやな。みんな、ちょっとこれ持って立ってくれ。”
ん?はい、なんでしょう。
“こんな感じで、ここに絵を描いて光背にしたいねん。”
えええーーーー!すごい!素敵だ!
みんな大喜び。先生の作品は、自然の中でもとても美しく映えるだろうなぁ。。
その日のうちに制作スタート。
まずは下書き。アタリを取るために、馬頭観音を描く先生も、実はすごくレアな気が。。
どうやら、ハス池の様な雰囲気になる様です!
“これ、縁取りに強弱つけたら、縁を抜いてトレースしてくれ。”
ん。。?!
こうなりました。
これをデータにして、とある工房に持ち帰られて数日。。
透し彫りになったパネルが到着しました!
すごい!硬いパネルを抜くこの技、手作業なんだそうです。。職人さん尊敬します。。
縁の金を塗り込んだらこんな感じになりました。キラキラ🤩
床に置くと、十字に柱をつけてくださっているのがよくわかります。何度見ても、丁寧な仕事だなぁ。。
切り抜きの後はこちらの仕事。
しっかり華やかに仕上げて行きます。
ラメを樹脂で固めて、ハスの花を輝かせます。
完成!!
角度で虹色に色を変えるホログラムが、太陽の光を受けるのが楽しみ。。
制作しながら、パワフルで華やかなこの作品が完成に近づくのが嬉しくて、ニヤニヤする黒永でした。
透し彫りの作品を納めるのは初めてですが、
これは光背ですが、玄関ゲートやお仏壇の戸やシンボルや、鏡とかあれとかこれとか。。
壁画でできない表現がたくさんできるのではないかと悶々しています。笑
ご相談はKi-yanスタジオまで!笑
【おまけ】
こんな風に、半分割での制作でした。
側面の金を丁寧に埋めている奥様。なんだかハープ奏者に見える。。カッコいい^ ^