Ki-yan Blog

Ki-Yan Works【西来院 俳句涅槃図】

投稿者:

カテゴリー:お知らせ, ART PIECES, Ki-Yan Stuzio, Ki-Yan Gallery

2025.01.24

怒涛の12月大型作品制作の一つ。

1月10日より建仁寺塔頭 西来院で公開になりました“俳句涅槃図“

遡ること2023年。黛まどかさんよりご提案がありました。

お父様を亡くされ立ち直れず時を過ごしていた最中、長谷川等伯の涅槃図に出会い“亡くした息子を思い立ち直れずいた時に描いた“ものと知り自身と重なり、追悼の思いを込めた涅槃図を思い立たれ、キーヤンへ合作のお話がやってきました。

キーヤンは『教えには興味がない』と言いつつも、もちろん承諾。

まどかさんの俳句とキーヤンの涅槃図コラボ‼︎

奉納先のお寺は阿吽の登竜門屏風を奉納した西来院さんへ。

キャンバスは3m×2.4mと巨大『僕なりの2025年版涅槃図を描く』とスタート。

初の試み。描き初めまで、しばし。。。

真ん中からチョークが入れられ、最初に浮き上がって来たのは、お釈迦さま。

まどかさんと俳句も配置も相談しながら決定。お空の中心にはお月さまが輝きます。

左上から反時計回りに、春・夏・秋・冬の俳句で四季が巡ります♪

そこに、どんどん動物や人物が集まっていきます。

お察しの通り、一般的な涅槃図とは様子が違います。

お弟子さんでは無く、往年のスターや著名人が集まっている様子。。

動物たちもキーヤンモチーフ代表のお出ましです。

果たして、どんな涅槃図に仕上がるのでしょう。

どんどん色が入り、鮮やかな風景となってきました。

涅槃図とはかけ離れたようにも思う顔ぶれ。是ぞ!キーヤン!!

これほど賑やかで騒がしい涅槃図が嘗てあったでしょうか。笑

唯一描かれた楽器が琵琶でなく、ギターやで!!

キーヤンにかかればブッタの入定も“イベント“となるのです。

背景はまばゆいゴールド。オードリーに化粧をほどこし色入れが終了!

絵の仕上げにお釈迦さまへ箔をほどこします。

のりを引き、乾かしてから箔のシートアイロンで定着。

周囲の騒がしさとは打って変わり、黄金に輝くお釈迦さまは安らかな表情を浮かばせ、正に涅槃。

お釈迦さまとお月様と沙羅双樹以外は全てキーヤン流!!

年代や決まりなど関係なく、境界のない。キーヤンの“儘“

フリーでストレートでイージーでシンプル。ロックな涅槃図。

サインが入って、ここからは職人さんに俳句の貼り付けと表具を仕立てて頂きます。

急ピッチで仕上げて頂き、年始早々スタジオにカムバック!!

キーヤンの絵にまどかさん直筆の俳句が添えられ、唯一無二の作品が仕上がりました☆

そして表装には毎度お馴染み、SOU・SOUさんのSOーSUーU柄が♪

俳句涅槃図のイメージを際立たせてくれています☆

もはや。キーヤン奉納サポーターに就任されたかのようにお世話になっている若林社長。

いつもお騒がせお世話になり誠にありがとうございますm(_ _;)m

いざ‼︎西来院さんへ!!

ドゥルルルルルルルルル。ジャジャーン!!!

700年の歴史ある京都のお寺にこんなにロックでフリーな俳句涅槃図が納められるとは‼︎

本堂始めお庭など寺内はご住職の雲林院さまのお人柄があふれています。

以前に納めた、阿吽の登竜門屏風を両脇に携え

ここに納まる定めだったかのようにしっくりと落ち着きました。

俳句涅槃図の完成がチームキーヤン新年のご挨拶と2025年の幕開けとなりました♪

1月9日記者披露が行われ、1月10日より一般公開されています☆

これは、是が非に‼︎その目で身体で直接ご覧いただきたく思います。

京都へお越しの際は、是非お参りくださいませ♪

大本山 建仁寺塔頭 西来院

時間:午前10時~午後4時30分(午後4時受付終了)

拝観料:大人(中学生以上)800円 小学生400円

〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町590

制作秘話もあるので、また後日のブログでご紹介いたします♪

|この記事にコメントする|(0)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です