Ki-Yan Gallery|Rhino Family 2001/10
カテゴリー:Ki-Yan Gallery
2016.01.13
本日より毎週水曜日のブログは、新しい試みをスタートします。
京都を中心に今や日本以外にも広がる木村英輝の壁画作品。
中には色々な事情もあり現在では見れなくなってしまった壁画などもありますが
少しずつご紹介させていただきます!
では、本日ご紹介する壁画はこちら。
「Rhino Family」(サイのファミリー)京都 2001/10
教え子だった平川容豊君がラウンジMOJOをオープンすることになった。「先生、壁画を描きませんか。」大きな絵を描きたかった私は、二つ返事で引き受けた。
金で縁取ったショッキング・ピンクの犀のファミリーを描く事にした。私も平川君もロック派である。’60年代のサイケデリック・アートを彷彿させる絵柄だった。
ラウンジはドイツの古い民家風の設えだった。古木の太い柱と梁、漆喰、そんなネイティブな現場に立った。ショッキング・ピンクではなく、ワイン・レッドが塗りたくなった。
私の作業を覗きに来た仲間達が、そのワイン・レッドをカッコいいと言う。誉められる事が嫌いでない私は、それに陰影をつけてみた。壁から今にも駆け出して来そうなサイの親子に仕上がった。
創造の神が舞いおりてきたのではなかった。成りゆきだった。ワイン・レッドを基調にした画法がこんな出会いから生まれたのだ。
この犀のファミリーが私の壁画の処女作となる。
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へええ~ そうだったんですか。 その時は一人で?
カナックス様
最初はお一人で描かれたかもしれませんね。
ですが先生の壁画にはいつもたくさんの方がかかわっています。
2001年はわたくしたちもまだ木村先生に出会う前、
また今度伺ってみます!
ありがとうございました