Ki-Yan Stuzio MailNews
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2017.05.12

今回はKi-Yanコラム。
木村英輝先生の魅力を、壁画制作アシスタントとして、
いつも側にいる西嶋の視点でコラム形式でお伝えします。

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【 Ki-Yan コラム Vol.13 】"ライブワーク"

いよいよ、我がボス、木村英輝主催の舞台、
"Rimpa Rock part.2"の公演が迫って来ました。

琳派ロックってなんぞや。

それは、皆様が思われるのと同時に、
私、西嶋にもやって来た疑問でした。

2015年3月。

新しくやって来たスタジオで、
第1作、床一面の帆布作品を描いていたある日、
先生は、画面に向かいながら、

「12月にミュージカルしようと思うねん、琳派400年やし」

---------------------?!?今年ですか?!

みゅ、ミュージカル?琳派?

あまりのことに、あの時の驚きは今でも忘れません。

見上げた先生のニヤッとした楽しそうな顔も。
やはり、プロデューサーだったのだ、この人は。何か企んでいる。

-------「俺な、琳派、ほんまは嫌いやってん。」

誰かの作品に似てる、通じるものがある、と言われるのが大嫌いな先生。
よく言われていたのが、かの天才、伊藤若冲、俵屋宗達だ。
この二人の作品がどんなにエエと思っていても、似てるなんて、ごめんや。

-------"俺の絵は、繊細でも、細かくもない!
そして、俺は誰の真似もしてない!琳"派"なんて、系統づけられるのも嫌やー!"

と言っていた先生が、何故、琳派ロックを?

2015年は、"琳派400年"の年。

尾形光琳の没前100年前に活躍した俵屋宗達の人生を"琳派初年度"とし、
その後、誰の流儀を継ぐことなく、どこにも仕えることなく、活躍し続ける天才たちの系譜。
町の商人や、作家本人が、"なんやこの格好良さは!"と刺激を受け、
思うままに、政治とは別に、独自に発展して来た、個々の作家。
それはロックの系譜に、少し似ているかも知れませんね。

そして、およそ100年ごとの大撃波リズムの4回目。
まさに活躍しだした木村英輝も、その一人。

-------"琳派がお嫌いかも知れませんが、先生こそ、琳派!"

そんな言葉を受け、先生は一言。

「俺な、琳派、ほんまは嫌いやってん。」

「けどな」

「言われたら、ホウカァ??(そうか)って、納得してん。」

▲YouTube「2015/12 絵舞台琳派ロック ダイジェスト版」

す、す、素直だなぁ。。!最高だ!

「琳派って、カッコエエと信じたことをまっすぐやることなんやろ。
壁画絵師になったし、やらんでもエエことかも知れんけど、
俺はプロデュースも好きや、カッコエエことしたいねん」

そのまま文字にしても思う、この切れ味。

そしてその後、すぐに生まれた言葉。
"絵舞台 琳派ロック"

繪でロック! 木村英輝を表す、これ以上の言葉はないかも知れない。

生涯通しての仕事が"ライフワーク"なら、
常に生まれ変わって人の目にとまる仕事は、"ライブワーク"だ。

表現の合間に見えるキーワードは、

LOVE&PEACE

正直にカッコよく伝えられるのは、ロック!
表も裏も無い、一枚岩の、琳派なチームがお送りする第2回目の公演。
今だからこそ大声でLOVE&PEACEを、叫ぼう!オマツリにしよう!

木村英輝先生と共に、会場でお待ちしております。

▲YouTube「2017/5/1 琳派ロック2プロモーション@食博2ndステージ」
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