2017.01.13 |
今回はKi-Yanコラム。 明けましておめでとうございます! |
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【 Ki-Yan コラム Vol.10 】"アシスタントたるもの"「俺は弟子はとらん、手伝ってもろてるだけや」 木村英輝のトークショーを聞いたことのある方なら、 よく「お弟子さんですか?」と聞かれることが多い「アシスタント」というポジション。 冒頭の言葉の通り、答えは"NO."です。 我々はあくまで先生の"オテツダイ"であり、 そう、先生には"後世まで残す"意思がいい意味で全くないのです。 「後世の誰かに壁画の悪口言われても、直接ドツきに行けへんやろ。 と、イタズラっぽくニヤリと笑う木村先生。 確かに、壁画というものは諸行無常。 実は初期の書籍に掲載されている作品のうち数点は、 その刹那を、店と心中覚悟のオーナーの思いを受け止め、壁に"イレズミ"を施す。 それがパンフレットでおなじみの、 そして、その刹那のビッグバン的瞬間に立ち会えるのは、 アシスタントとは、受け継ぐ立場に無く学ぶべきは、 具体的には、木村英輝壁画の真骨頂とも言える 一本のチョークの下書きから力の増減を感じ取り、 上記の諸々は体で覚えるほか無く、 先生「ここはな、グワーっと言ってな、シュッと納めてな。」 アシスタント「わかりました!(即答)」 と、先生のリクエストも実に抽象的です。笑 そんな、チームとしての活動を楽しんでいる木村先生は、 なるほど、"孤高の巨匠!"より"チームのボス!"の方が先生らしくてカッコいい。 アシスタントたるもの、限りなく木村英輝の筆であれ! |
このHTMLメールはインターネットに接続した状態でご覧ください。 Ki-Yan Stuzio MailNEWS / 2017.01.13 |
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